みなさん,こんにちは。
シンノユウキ(shinno1993)です。
今回から新連載のスタートです。
題して,「管理栄養士のためのVBA入門」です。
管理栄養士の方でも「VBA」という言葉を聞いたことがある方はいらっしゃるかもしれません。そのような方にとってはVBAは「Excelを便利にするもの」といった程度の認識ではないでしょうか。
この連載は,VBAを勉強したことのない管理栄養士の方を対象に,VBAの基礎から解説していきます。最終的には,初学者でもVBAを実務や研究などに活用できるレベルまで持っていくことを目的としています。
連載初回である今回は,VBAとはなにか,管理栄養士がVBAを学ぶメリットなどをご紹介できればと思います。
VBAとは?
VBAは,ExcelやWordなどのMicrosoftから提供されているOfficeスイートに掲載されているプログラミング言語です。WordやPowerPointでも用いることができますが,実務上,Excelで利用されていることが多いと思います。
Microsoft Officeでは,作業を自動化するための機能としてマクロが提供されていますが,その裏ではVBAが利用されています。単純な操作ですと,マクロの記録によって自動化できますが,複雑な操作を自動化しようとするとVBAの理解が必要になってきます。
なぜ管理栄養士がVBAを勉強するのか
ではなぜITの専門家でない管理栄養士がVBAを学ばなければならないのでしょうか。
その答えの1つはオリジナルプログラムの必要性です。
現代の仕事にはPCによる作業が欠かせません。これは管理栄養士であったとしても同様のことでしょう。その際には,何らかのアプリケーションを利用することになるでしょうが,自らの要求を完全に満たせるアプリケーションを用意することは,簡単なことではないと思います。特に,高度な処理を必要とするプロフェッショナルだとなおさらではないでしょうか。
その場合,自らコードを書いてオリジナルプログラムを作成する必要があります。プログラミング言語には様々なものがありますが,中でも簡単に利用でき,実際の業務への活用が容易なものはExcel等のアプリケーションで利用できるVBAだと考えています。それらの理由により,管理栄養士の方にはVBAを勉強されることを強くオススメします。
まとめ
今回は「管理栄養士のためのVBA入門」の第1回で,VBAという言語について,また管理栄養士がそれを学ぶ必要性について紹介しました。
次回より実際にプログラミングに入り,少しずつ目的の機能の実装に向けて進んでいきたいと思います。